レターライティングマスター
年齢制限無し 学歴不問 実務経験不問
資格について
老若男女に問わず、現在社会でメールを使ったことがない人はほとんどいないのではないでしょうか。それくらいメールは私たちの生活になくてはならないものとなっています。メールは、時間を選ばずに送ることが出来ます。相手はそのメールを今読むことも、後から読むことも可能であり、電話のように相手の都合を考える必要がありません。また、電話では伝えたいことが上手く伝えることが出来なくても、メールであれば思いを整理して伝えることが出来る。元々口下手で自己主張が苦手な人が多い日本の文化ならではの発展の方法を遂げているように思います。
ここでふと立ち返ってみると、そもそもこんなにもメールが発展したのはどうしてでしょうか。それは古き時代から、日本の文化に「手紙の文化」が根付いていたからであるように思います。遠く離れた家族に自分の近況を伝えるため、大切な人に自分の思いを伝えるため、重要な情報を伝達するために日本では様々な形で手紙が使用されてきました。
文化的に奥ゆかしさを大切にしてきた日本の文化に、多彩な表現を可能にしてくれる手紙という手段がとてもマッチしていたのだと思います。そして現在の生活の中でも手紙は大切な役割を果たしています。1年の始まりの挨拶を伝えてくれる年賀状や、季節の挨拶である暑中見舞い・寒中見舞い。結婚や出産のお祝いを知らせる手紙から訃報を知らせるものまで、私たちの生活の中で節目となっている事柄は、今でも手紙を用いて情報が伝達されています。
そんな手紙は、長い歴史の中で様々な変容を辿りながら、日本の文化に合った形でいくつかの形式が制定されてきました。手紙の最初と最後を結ぶ言葉や、四季折々の挨拶、冠婚葬祭の定型文句など、手紙にはある一定の型があります。そしてその型を正しく使うことが礼儀であり、手紙をあまり書かなくなってしまった現在でもその型を遵守することが大切にされています。
しかし、手紙が伝えているのはあくまで心です。手軽に作成したり、推敲することが出来るのがメールの良さですが、手紙には手紙の良さがあります。それは、文章を何度も書き直し、自分が納得いくものを、長い時間をかけて作ることや、相手を思いながら丁寧に文字をしたためることです。文字ひとつをとっても個性を出すことが出来る手紙は、心を伝えるツールとして大きな役割を果たしています。
一定の形式を守りながら心を伝えてくれる手紙。正しい形式の中で美しい日本語を駆使しながら丁寧にしたためられた手紙は、メールよりもしっかりとあなたの心を伝えてくれるツールとなっているかもしれません。
そんな手紙の魅力が今再認識されており、正しい書き方や手紙の形式についての知識を身に着けている人のために専門的な資格も制定されるようになりました。この資格を取得することで、正しいルールにのっとった手紙を書けることが証明されることとなり、大切な情報を正しい方法で相手に伝えることが出来るようになります。また、きちんとした手紙を書くことが出来ることで、良識のある人として書き手の評価を高めることにも繋がります。
手紙は、正しい書体だけではなく、適切な用紙の選び方、筆記用具の選定の仕方など、正しい手紙を書くためには色々な知識が必要になります。この資格を取ることで、手紙の書き方や道具の選び方に関する専門的な知識を一定以上の水準で有していることが証明されます。また、この資格は講師としても活躍することが認められている資格です。そのため、手紙の書き方教室を自宅やカルチャースクールなどで開くことも可能です。
受験資格
誰でも挑戦することが出来ますが、日本語の読み書きに不自由ない人が望ましいでしょう
試験内容
試験は筆記試験です。日本語の美しさや言葉遣い・季語や敬語の意味をよく理解し、手紙を書く際に正しく用いることが出来るかどうかが問われます。また、相手を思いやる文章を書くことが出来るのかも大切な評価のポイントになります。
試験日程
<p>試験は在宅で行われます。受験を希望する前の月に日本デザインプランナー協会のHPから申し込みを行うと、問題用紙と回答用紙が送付されます。所定の期日内に回答を行い、回答用紙を提出することで受験となります。</p>
試験会場
試験は在宅受検です
試験費用
費用は1回の試験につき1万円となっています
合格発表
合格発表は、受験の翌月20日に自宅に発送されます
資格の主催団体・組織
団体名 | 日本デザインプランナー協会 |
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住所 | 東京都中央区日本橋兜町5-1 AIG兜町ビル3階 |
webサイト | https://www.designshikaku.net/ |