絵画インストラクター認定試験
年齢制限無し 学歴不問 実務経験不問
資格について
美術や芸術ほど、一般の方には敷居が高いと感じられるものでしょう。今は非常に急速な高齢化社会に移行しようとしています。同じ趣味でも絵画の技術は、道具や技術においては、専門学校でも大学でも、非常に高額な受講料を支払ってからでないと、得ることが出来ません。例えばデッサンでは、日常にある果物や花だけではなく、人物や動物の骨格や、線などの引き方、鉛筆の持ち方に至るまでその技術の幅は広いです。一口に芸術や美術と言っても、絵画にもたくさんの技法があります。油絵などはその技法においても、突出した道具の多さ、またそれぞれの絵具も、顔料や染料系、時には下地材もその技術や技法に含まれます。
また絵画は、一握りの才能のある人だけが持つ技術ではありません。要は探求と観察とそれの表現方法にあります。どれも一昼夜で身に付くものではありません。社会的には、日本では絵画を楽しむというのは趣味の範疇かもしれません。しかし海外、それも特にヨーロッパでは、数百年の歴史から絵画は人々の生活の中に浸透しています。そのため、一般家庭の人であっても、その絵画への鑑賞眼は鋭く、非常に質の高い作品を見分けることが出来るのです。
絵画に親しみ、そして絵画を楽しむという事は描くだけではなく、そうした有名絵画の鑑賞に際にも非常に役立つものです。毎年数千人単位で芸大や美大受験は増えています。少子化でありながら、何故そうした芸術や美術へ若者が関心が強いのでしょうか。一つは自分へのチャレンジでしょう。自分の才能をどうしても人は試してみたくなるものです。またそうした若者たちの多くは、美大や芸大の受験のきっかけは、義務教育などでの美術評価で高得点を経験した人たちです。人から「絵が上手い」と評価されれば、自分にも作家の道があると信じるのは人の気持ちとして当然でしょう。
しかし、社会的に日本では無名作家への関心は低いのが現状です。そうした日本社会の現状打開にも、一般の人が美術、それも最も理解しやすい、自分でも実践できる絵画技法は役に立ちます。絵画は美術の基本であり、芸大、美大でもどの専攻科でも共通の基礎はデッサン、つまり絵画です。平面の技法を学んでから、彫刻や建築へと専門分野の技術を学びます。
絵画はそれだけ芸術では様々な応用が利くのです。絵画インストラクターになるには、場合によって専門知識を専門学校やスクールである程度学んでから受験した方が、良い結果に繋がるかもしれません。水彩画や日本画、西洋におけるメジャーな技法と言えば、テンペラと油彩です。これもまた、そのジャンルに必要な専門道具や画材が必要です。また趣味としても、日本では徐々に晩年まで続けられる、生涯のライフワークとして絵画は親しまれています。時間に余裕が持てる晩年をテレビや散歩で過ごしているだけでは、充実した人生と言えるでしょうか。
絵画という芸術鑑賞や自分で絵画を学び、それを実践することは、心の充実以外にきっと生きがいを見つけられるはずです。継続は力なりの言葉がありますが、絵画インストラクターへの道は、美の伝道師として多くの人に、美術の楽しさ自然への触れ合い、日本の四季の美しさを津会えることが出来るでしょう。
受験資格
無し
試験内容
デッサンやスケッチなど、様々な技法や各種類の道具の使用方法などの知識が問われます。
合格率
70%以上
試験日程
2月20日~25日
4月20日~25日
6月20日~25日
8月20日~25日
10月20日~25日
12月20日~25日
試験会場
在宅受験となります。協会のホームページから受験の申し込みを行うと問題用紙と回答用紙が送られてきます。
試験費用
10,000円(消費税込み)
合格発表
合否は翌月20日に通知が自宅に届きます。
資格の主催団体・組織
団体名 | 日本インストラクター協会 |
---|---|
住所 | 情報無し |
webサイト | https://www.jpinstructor.org/ |