POP広告アーティスト認定試験
年齢制限無し 学歴不問 実務経験不問
資格について
POPとは店舗などで商品販売に関する値札に、PR文章やちょっとしたデザインを加えて販促効果を高めた「販促物」と呼ばれるものです。メーカーでは、場合によって独自のPOPに多大なコストをかけて独自に製作して、店舗に無料で配布することが多いです。なぜそこまでして、商品以外の販促品に費用をかけるのでしょうか。それは、今はどの商品も同じカテゴリで似た商品が数多く、店舗の什器に商品を並べれば、先進国では売れる時代ではないからです。特に活字離れとして、既に普及したインターネットのお陰で、街の書店は如何に魅力的で人目を惹く、魅惑的な文言やデザイン性のあるPOPを商品の前に展示できるかが問われています。
POPは販促品を超えて魅力あるキャッチコピーや、場合によってはグラフィックデザインや、レタリングの技術も必要です。それにPOPライターインストラクターは、店舗を如何に魅力的にPRするかに貢献します。多くの商店、街の書店やスーパーでは、もはや既存のメーカー配布のPOPだけでは商品には、顧客が寄り付かなくなっています。知られたところでは、一部のコンビニエンスは、独自ルートで仕入れた商品にスタッフ自ら、POPやのぼり、ペーパーの垂れ幕を作って店内に展示してあります。それにはその1店舗のみのオリジナルキャラクターがイラストで描かれ、全てのロゴデザインが共通です。文字もデザインされ、見た目も美しく店内の顧客の眼を楽しませています。
POPライターとは、イラストやレタリングの基礎的な技術を磨き、短時間で手書きの作品を作れるグラフィックデザイナーです。美術学校で基礎を学んだ人もいます。また、一般の店舗スタッフでは作成する知識も経験も有しない人が、アルバイトや社員であることも多いのです。POPライターインストラクターは、そうしたスタッフの育成にも役立つことが出来るでしょう。それには、カラーマーカーの種類、レタリングの基礎、そして画面構成と場合によっては、イラストやカットの技法も必要となります。
POPは販促品であり、その技術に問われるのは商品知識を素早く把握することです。書店では、POPライタ専任のスタッフが存在することがあります。本の内容を知って、その書籍の何が魅力なのか、作家の事や本のデザインまで言及して、POPを作成しています。またスーパーでは大きく見やすい手書きのレタリングは、思わず購買意欲をそそる一つの「作品」として、同じデザインを必ず使いまわしていることが多いのです。今は値札さえついていれば売れるというのは、消耗品以外にはまず無いのが現状です。
しかし多くのお店で重要なのは、新商品や独自に利幅の大きな商品を如何に、たくさんの顧客に買ってもらうかにかかっているでしょう。デフレの昨今の経済では、お金よりも物が店には溢れているのです。そんな中で、一つ一つの商品に対して、店側が顧客を捕まえ接客する時代ではありません。上手な宣伝は、大きな売り上げを呼び込みます。POPライターとは、そうした末端の経済では今では無視できない存在なのです。POPライターインストラクターとは、そうした店舗の売上げに関わる重要なポストを育成するのに、充分活躍できます。
勉強法は独学で充分ですが、イラストや漫画技法も学ぶ必要があるでしょう。またそうした知識所得は、趣味でも活かすことが出来ます。イラストやレタリングが上手になることは、一般の方でも趣味の幅を広げることにも役立つはずです。
受験資格
無し
試験内容
POPイメージ広告の作成に関する基本的な知識や技法、またグラフィックデザイン的な知識なども問われます。
合格率
70%以上
試験日程
2月20日~25日
4月20日~25日
6月20日~25日
8月20日~25日
10月20日~25日
12月20日~25日
試験会場
在宅受験となります。協会のホームページから受験の申し込みを行うと問題用紙と回答用紙が送られてきます。
試験費用
10,000円(消費税込み)
合格発表
合否は翌月20日に通知が自宅に届きます。
資格の主催団体・組織
団体名 | 日本インストラクター協会 |
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住所 | 情報無し |
webサイト | https://www.jpinstructor.org/ |