スパイスインストラクター認定試験
年齢制限無し 学歴不問 実務経験不問
資格について
かつては肉の保存に活用した「胡椒」は、その利権を巡って世界では戦争が起きたほどです。世界の食卓でこれほどバリエーションが多いのは、アジアや南米などに多くの原産地があるからです。これを世界の列強国がしのぎを削って、この利権を追い求めた時代がありました。市販されるスパイスの種類は、既に現在では100種類以上を超えています。加えて、調理の仕方、アレンジ、伝統的な料理には、決まって特定のスパイスを加えて調理するのが定番です。
本格的な郷土料理は、外国在住の人にとっては多大な需要があります。また料理は文化の大きな特徴を示す、国の文化の基本中の基本です。スパイスの専門家となることは、いわば世界の調理、料理を制したのと同じ意味合いがあるでしょう。また中国には「医食同源」という言葉や、インドではスパイスを民間医学として、そのままスパイスを応用した食事を日常としています。これは、漢方と同じであり、香辛料(スパイス)とは、滋養強壮や、健康増進に昔から伝統的に活用されているのです。つまりスパイスインストラクターとは、こうした一般家庭の調理の幅、食事のバリエーションに貢献します。同じレシピでも、食材はスパイスによって大きく変わるからです。
またスパイスは、香辛料という味の問題ばかりではありません。スパイスインストラクターは、知識の他に香りに関しても、敏感で鋭利な嗅覚を使って、スパイスの魅力を知り尽くします。またスパイスに詳しくなることは、国の歴史や食文化に触れる絶好の機会を、こうしたスパイスインストラクターのように得ることが出来るでしょう。この民間資格試験は、単なる知識の蓄積を評価してもらうばかりでなく、更に一歩進んで新しい視野を広げます。食文化は人の生活の原点です。また今ままでは調理に何気に、「胡椒を使う」とだけ認識していたものが、その意味を深く理解することになります。一般的にスープや主食にスパイスという概念はあまり無いでしょう。しかし国によっては、そのスパイスを「主食」のように消費する国もあります。世界最大のスパイス市場は、インドの北部デリーにあります。中でもスパイスを扱う地域は、カウリ・バウリと呼ばれ、インド国内の全てのスパイスがここで取引され、世界中の需要に応えています。そして有名な「サフラン」などは、スパイスの宝石として中でも高額で取引されています。
スパイスは同じ品種でも産地によって香りが異なり、こだわる料理研究家や、優秀なシェフほど、スパイスを上手に的確に使い分けるものです。また東洋医学や民間医療方法の知識や経験がある人にとっては、スパイスを知るという事は、もはや必須の事項でもあるのです。世界中に産地があり、しかもその膨大なスパイスの効能、効果や味や香りを把握するのは、それこそ至難の業でしょう。だからこそ、そこにスパイスインストラクターの存在価値は高いのです。公的な資格や、需要と供給の意味では個人の能力として、それを社会に活かす時、食事に関しては極めてプライベートなのは事実です。これは健康、生活と密着し、人それぞれで好みも様々、それは一律で一様では決してありません。
スパイスインストラクターは、一般家庭での調理、メニューの幅を大きく広げることになるでしょう。しかも楽しく、日々新しくスパイスの種類もこれから未来に向かって、新しい発見もあるかもしれません。スパイスは自然食品の原点でもあります。
受験資格
無し
試験内容
スパイスの基本的な種類、それに使われる調理法やレシピ、効果や作用などの知識が問われます。
合格率
70%以上
試験日程
2月20日~25日
4月20日~25日
6月20日~25日
8月20日~25日
10月20日~25日
12月20日~25日
試験会場
在宅受験となります。協会のホームページから受験の申し込みを行うと問題用紙と回答用紙が送られてきます。
試験費用
10,000円(消費税込み)
合格発表
合否は翌月20日に通知が自宅に届きます。
資格の主催団体・組織
団体名 | 日本インストラクター協会 |
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住所 | 情報無し |
webサイト | https://www.jpinstructor.org/ |